息子からの電話

一人暮らしをしている大学生の息子

普段はあまり連絡をしてこない

連絡があるときは大抵ピンチの時

 

夜の8時ごろ電話があった

お財布を落としてしまったという

困ったなと思いながら、なんとか落ち着いて話を聞こうとしていると

息子が「もうやだ、ウゲーうぜー」と暴言を吐く

この事態について言っているのは、わかったけど

息子の態度にカチンときて「切るよ」と言った

 

こんな落ち着きのない人にアドバイスなんて・・・

解決しようとする気がないなら協力できないよ

カチンとしながら、こう思った

 

そうすると息子が「ごめん」と言ってきたので

詳しく話を聞いた

 

用事があって自転車で駅まで行った

家を出るとき、確かに財布はあった

財布を使うことはなく、用事を済ませて帰る途中で

財布がないことに気づいた

家の中を探し、道中2往復して探したけど見つからない

中には、免許証・保険証・キャッシュカード3枚・現金

それで困って電話をかけてきたらしい

 

とにかく無くしてしまったものはしょうがない

落ち着いて、次のことをやるように言った

・入っていたものをリストアップしてカード類は停止してもらうために電話をかける

・近くの交番に届ける

 

夫に電話をしたらもう家の近くだという

2人で心配しながら待つこと1時間

 

なんと交番に届いていたとのこと

中身も無事で、本人確認をして渡してもらえたらしい

届けてくれた方は、お礼は辞退されたそうだ

 

交番からの帰り道に電話をくれた

パパからもらったお財布と、高校時代の部活の仲間が作ってくれたお揃いのミサンガを

無くしてしまって「人生終わった」と思って自分に腹が立ったそうだ

 

すっかり明るい声になり安心した

 

親切な人がいてよかったね

同じことがあったら自分もそうしたいね

と二人で感謝

 

これからも一人で困ったり、失敗することがあるかもしれないけど、焦っても絶対いいことない

落ち着くようにして、その時できることをすればいいんだよ

と伝えた

 

最近生活が乱れていたから、見直すいいきっかけになったそうだ

 

拾ってくれた方ありがとうございました

息子が少し成長しました